人気ブログランキング | 話題のタグを見る
普段と傾向の違う研修に参加してみましたっ。
8月29日、30日。「地域福祉コーディネーター養成研修」前期に参加しました。(弊会福祉研修センター主催)。今回は、「あったかふれあいセンターと地域福祉コーディネーター」「個々の持つ力を活かすためのエンパワメント」「ファシリテート技術」などについてでした。

主にあったかふれあいセンターの職員の方へ向けての講座という、自分の中心業務からは少しはずれたこの講座へ参加したのは、常々の相談業務の中で、問題を解決するにはNPO関係の知識や考え方だけでは不十分で、もっと公的制度の理解や地縁的仕組みとの連携が必要だなと感じていたからなんですが。。。結論から言うと、参加してよかったです。視野や知識が広がりました。そして、NPOだからこそ出来ることも見えてきた気がします。また、認知症の方などを地域で支え合う仕組み作りは、一人一人のちょっとしたボランティアに支えられているものなのだなとあらためて実感しました。実感と同時に、誰かに負担が集中していた場合には大変脆いものでもあるなと思いました。高齢化においては全国レベルの10年先を進んでいるという高知県です。ボランティアについての意識も10年先ぐらいを見据えて考えていかなくてはいけないのかもしれません。

最近、ボラフェスがあったり、全国ボラフェスの資料を見たり、センター内で次年度事業の件で話し合いを持ったりと、ボランティアについて考える機会が多くなっています。そのたびに、「ボランティア」の意味を探っています。わたしにとって、この時代とあいまって一番ぴったり来るボランティアの定義は、ドラッカーが言うところの「無償のスタッフ」。責任を持ち役割を果たす人々です。そんな方々が少しずつ増えていけば、地域が作りあげられ支えられていくんですよねきっと。

講座の中で心にとまった言葉をいくつか書きぬきます。

・「心のしぼむ」暮らしから「心のはずむ」暮らしへ 

・個別支援を地域支援に変えていき、地域を作っていく 

・何度も訪問することで心を開いてくれる。支援の基本はアウトリーチ。問題を抱えている人ほど黙ってしまう。 

・アセスメント(情報収集)は重要。そうすると本人の気持ちに沿う支援ができる。 
・ファシリテーターは、安全・安心な場づくりをする人。ぶれない視点でゴールをめざす仕掛け人
・あったかふれあいセンターは、気軽にちょっとでかけて相談するところ。 

などなどです。

皆様、あったかふれあいセンターへ色々とご相談されてみてください。
おお昼休みが終わります。
by kvnc | 2012-09-01 12:51 | たけだ
<< ボラフェスの名残 インターンシップのお二人へ >>