21日。本日は午前中に消防訓練。そして夕方からの経営塾本日は、高知大学の上田先生による「求められるリーダー像 ~ファシリテーション入門2~ 」でした。
印象に残ったことをいくつかあげます。
1)本当に、その組織は合意形成が機能するような組織になっていますか?
→ 中心メンバーは昔から一緒にやっていて同じ思いを持った同士だから、
いまさら中心メンバー同士のコミュニケーションの質を見直す必要は
ないという思い込みがありませんか?
2)就職希望者が大勢来る一流企業が、あえてインターンを受け入れるのは何故か?
→ 受け入れ側の育てる力を測るため。
3)「若者を入れて元気をもらいたい」って本当にそうですか?
→ 若者って意外と元気がないんじゃない?
ある組織に若者が集まるとしたら、そこで、NPO活動をやってるような
元気な人と接して元気になりたいから。
ただし若者には支援がいる。「活かされたい」意欲への気づきを生み出す仕組みを、
活動の中に組み込むことが必要です。
4)ある人がいなくなると、その組織文化が継承できない組織は、
もともと組織文化がなかったのではないでしょうか。
また、自立分散型組織とヒエラルキー型組織などについても、講義していただきました。こども劇場さんなどは、自立分散型で創造性を発揮するスタイルが比較的うまくいっているのではないかというお話でした。現時点の私の経験では“自立分散型組織”は、今ひとつピンときませんでした。
最近思うのは、組織とは、いろんなきっかけから生まれ、それぞれに個性があり、成長し、そのまま生きのびたり廃れたりと、まるで人間のようだなということです。組織論にはちょっと興味があり、人生のどこかで正面から学ぶことになりそうな気がします。機会があれば、こども劇場さんの組織についてもまた勉強させていただけたらと思いました。